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へっぽこアナログ生活

フラガール

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フラガール

キネマ旬報2006年邦画部門1位、日本アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞と総ナメにしたのもうなずけるくらいすごくよかった。昨年観ていたら、私のベスト3も変わっていたのに。
 邦画でこれほどまでにエネルギッシュなのって稀だと思う。『パッチギ』ぶりかな。
 『パッチギ』も『フラガール』も企画・製作・配給すべてシネカノンなんだと思うとほんとにシネカノン代表の李鳳宇さんてすごい人だと改めて感じました。
 昭和40年代、福島県の炭鉱町に誕生した常磐ハワイアンセンターにまつわる実話も元に、フラダンスショーを成功させるために奮闘する人々の姿を描いた感動ドラマ。時代の波で閉鎖に追い込まれた、とある炭鉱の村では、危機的な状況の中、炭鉱で働く人々はツルハシを捨て、北国の寒村を”常夏の楽園”に変えようと立ち上がった。村の少女たちは腰みのをつけ、肌もあらわにハワイアンムード満点のフラダンスを踊り始めるのだが・・・・。(シネマトゥデイより)
 たぶん気付くのが遅かったけど、蒼井優ってすごいんだな、とこの映画でやっとわかりました。目が覚めました。今までの役って「蒼井優の雰囲気にすごく合ってる」という感じがしていて自然すぎて上手いとか上手くないとかあんまり感じなかったけど、この『フラガール』の蒼井優の役って”蒼井優じゃなきゃ”ていうわけではないのに、あまりに自然で驚いた。冒頭の会話。方言をふつ~にしゃべっていた。
 演じているのに演じていないみたいに観えるっていうことが蒼井優の才能なのかなぁと私は一目置いたのでした。
 蒼井優だけでなくこの作品、しずちゃんは別にして女優・俳優がみんなよくて、どこにも違和感がありませんでした。中盤から目頭がうってくるシーンが何回かあって、最後は涙がダーって流れてしまいました。
 一番やばかったのが、家を出た娘に母親が荷物を届けにきて、娘の踊りを見るシーン。何も言わずにその場を去るんですが、ここがこの映画の一番いいところ、と私は勝手に決めました。
 最後のダンスシーンは、苦労してハワイアンセンターの初日にたどりつけたという感動、それに、女優たちがこのシーンのために一体どのくらいの期間練習したんだろう?と考えたら、もう涙が勝手に出てきます。劇中の涙はあながち演技の涙じゃないんだろうな、と。
 もう一度観たい。きっともう一度観ても同じように感動できると思う。めちゃくちゃいい映画だった。
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