今話題の『不都合な真実』。元副大統領のアル・ゴアが環境問題に対して警告を送っている映画。
やばいな、地球・・・というのが十分わかりました。
最近めっきりテレビ離れしてしまった(大晦日に1時間ほど見たきり)私には、いま世間がどんな話題で持ちきりなのかわからないんですが、バイト先の映画館ではこの『不都合な真実』、土日は毎回完売という超目玉作品。”あなたも観るんですか???”というような全然環境とか興味なさそーな若者から高齢者まで、お客様の年齢層は幅広い。
とにかく”今地球がどんな状況なのか”ということをわかりやすく、時にはジョークを交えてアル・ゴアさんは説明してくれます。
アル・ゴアさんは日々こうした公演をするために世界各国を忙しく飛び回っているようなんですが、”公演を映画にする”という発想はすごくいいアイデアだと思う反面、今までどうしてそうしなかったんだろうと思いました。いろんな諸事情があったのか?それとも”今”だからなのか?最終手段だったのかな。
「やべー地球・・」と思いながらも、時々入ってくるアル・ゴアさんの生い立ち、過去の大統領選挙で敗れてしまったときの映像、アメリカ政府に対する批判。映画に集中している私たちの頭の中は「地球をどうにかしなくちゃ!」ということでいっぱいなわけですよ。
そんな思考の中に戦争ばっかりしているブッシュ政権とか見せられたら、「もうブッシュったら、なにしてんだよ(○`ε´○)」ってなるわけで、まぁ、ブッシュ政権は批判されて当然なんですが、なんとなく私はアル・ゴアさんに洗脳されてる気分になったのでした。
純粋に地球環境に危機を感じて(きっとそれ以外の理由はないと思うのですが)つくられたなら、本当によくできていると思いました。アル・ゴアさんの思いが十分伝わってきました。
やっぱり映画っていろんな意味ですごいな、と思わされました。もし、アル・ゴアさんが次にアメリカ大統領になったらどんな風に変わるだろう、とおそらく多くの人が考えたと思うのですが、そんな風に思ってしまうところがこの映画のすごいところだと思ったのです。